土佐煮とは、高知県(土佐藩)名産のカツオ節を入れてそのまま食べる煮物の事で、江戸では庶民に
親しまれていた「こんにゃく」と共に煮ている土佐煮が作られていました。
「たけのこ」は、”成長が早く、天に向かってまっすぐ伸びる”ことから、
「子供がすくすく成長するように」、また「将来の出世を願って」という意味合いがあるそうです。
成長の早い「たけのこ」にあやかって、”家運も伸ばそう”という思いも込められているのだとか。
「たけのこ」は縁起の良い食べ物なので、土佐煮以外にも、お煮しめであったり、煮付けであったりと、様々な春から初夏の料理に使われます。